まず、各保険会社のソルベンシーマージン比率の前四半期比の表です。
会社名 | 今回(14.12) | 前回(14.9) | |
---|---|---|---|
1. | メディケア生命 | 4224.9% ↓ | 4276.4% |
2. | アクサダイレクト生命 | 3462% ↓ | 3587.8% |
3. | 東京海上日動あんしん生命 | 3236.7% ↑ | 2725.9% |
4. | ソニー生命 | 2644.2% ↑ | 2510.4% |
5. | ライフネット生命 | 2095.7% ↑ | 2013.1% |
6. | 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命 | 1823% ↑ | 1684.9% |
7. | かんぽ生命 | 1648.7% ↑ | 1631.5% |
8. | 三井住友海上あいおい生命 | 1463% ↑ | 1327.3% |
9. | 楽天生命 | 1340.1% ↑ | 1247.7% |
10. | AIG富士生命 | 1337.7% ↓ | 1364.4% |
11. | 明治安田生命 | 1041.8% ↑ | 1003.6% |
12. | メットライフ生命 | 1035.5% ↑ | 1003.1% |
13. | 住友生命 | 981% ↑ | 911.7% |
14. | 日本生命 | 933.7% ↑ | 853.8% |
15. | 第一生命 | 917.3% ↑ | 845.8% |
16. | プルデンシャル生命 | 909.2% ↑ | 858.3% |
17. | アフラック | 857.7% ↑ | 818.8% |
18. | アクサ生命 | 762.4% ↑ | 746% |
19. | オリックス生命 | 752.4% ↑ | 465.8% |
20. | チューリッヒ生命 | 661.2% ↓ | 1033.4% |
続いて、詳細を書きます。
■ソルベンシーマージン比率一覧(2014年度第3四半期決算参照)
※赤字は2014年9月よりUP、青字はDOWN
1.メディケア生命:4224.9%(前回1位)

メディケア生命が出来て以来、常に1位です。
最近は安定して高い水準を維持しています。
2.アクサダイレクト生命:3462.0%(前回2位)

前回は大きく純資産を増やし、ソルベンシーマージン比率も上昇しましたが、今回は下げています。
次の決算でも大きく減らし、その次くらいに増資と言うパターンでしょうか。
3.東京海上日動あんしん生命:2644.2%(前回3位)

2014年12月より東京海上日動フィナンシャル生命保険株式会社と合併となったため、各指標が大きく変動しています。
ソルベンシーマージン比率は大幅に上昇し、資産面も大きく変わっています。
4.ソニー生命:2644.2%(前回4位)

ソルベンシーマージン比率も相変わらず右肩上がりで、収益、契約数共に増加傾向です。
決算詳細はこちら
5.ライフネット生命:2095.7%(前回5位)

ソルベンシーマージン比率は徐々に上昇してきています。
6.日本興亜ひまわり生命:1823.0%(前回6位)

5/2発売の新しい医療保険が好調のようですが、さすがにQonQでは減少したようですね。
ソルベンシーマージン比率は大きく伸ばしています。
7.かんぽ生命:1648.7%(前回7位)

ソルベンシーマージン比率は順調に増加しています。
8.三井住友海上あいおい生命:1463.0%(前回9位)

昨年比で新規契約数が大きく伸びています。
ソルベンシーマージン比率も伸びています。
9.楽天生命:1340.1%(前回10位)

2014年11月4日に「楽天ミニ保険 ガンプラン」を発売しましたが、1年間楽天が保険料を負担すると言うことから、今回新規契約が急激に増えています。
ソルベンシーマージン比率も上昇しています。
10.AIG富士生命:1337.7%(前回8位)

責任準備金繰入額が増えたこともあってかソルベンシーマージン比率は微減となっています。
11.明治安田生命:1041.8%(前回12位)

責任準備金繰入額が最近では一番少ないこともあってか、ソルベンシーマージン比率は上昇しています。
12.メットライフ生命:1035.5%(前回13位)

新規契約数が伸びている割には契約増加件数の伸びがそこまでないように思います。
ソルベンシーマージン比率は上昇しています。
13.住友生命:981.0%(前回14位)

ソルベンシーマージン比率は継続的に上昇しています。
14.日本生命:933.7%(前回16位)

今年度は純資産が大きく上昇していることもあってか、ソルベンシーマージン比率が大きく増加しています。
15.第一生命:917.3%(前回17位)

昨年比で収益面が増加していますが、それ以上に純資産が大きく上昇しています。
それに伴いソルベンシーマージン比率も大きく上昇しています。
16.プルデンシャル生命:909.2%(前回15位)

昨年比で契約数も増えており、増益となっています。
ソルベンシーマージン比率も上昇していますね。
17.アフラック:857.7%(前回18位)

新規契約がQonQで大きく上昇していますが、責任準備金繰入額が小さくなっていることもあってか収益面はQonQで大きく上昇しました。
ソルベンシーマージン比率も上昇しています。
18.アクサ生命:762.4%(前回19位)

アクサ生命は、2014 年10 月にアクサ ジャパン ホールディング株式会社に吸収合併されたこともあり、企業結合会計から生じる1,906億円の特別損失を計上したとのこと。
ソルベンシーマージン比率は上昇しています。
19.オリックス生命:752.4%(前回20位)

今回純利益が急上昇していますが、2014年12月にハートフォード生命保険株式会社から利益配当金300億円を受け取ったことが影響しているとのこと。
ソルベンシーマージン比率も大きく上昇しています。
20.チューリッヒ生命:661.2%(前回11位)

責任準備金を繰り入れたこともあり、赤字が大きく拡大しています。
純資産が7億円となっていることもあり、増資が急務のようにも。
そんなこともあり、ソルベンシーマージン比率も大きく下げています。
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