2013年4月13日土曜日

【かんぽ生命】新商品参入、認可する考えない=麻生金融相

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麻生太郎財務・金融相は12日朝の閣議後会見で、日本郵政グループのかんぽ生命保険のがん保険参入など、新たな医療保険の認可について「適正な競争関係が確立されているかや、業務の適切な遂行体制が確保されたと判断できるまで、少なくともその認可を行う考えはない」と述べた。
 
担当相は「かんぽ生命によるがん保険、単品医療保険の申請などについては、郵政民営化法や保険業法の中で、保険会社との適切な競争関係や、業務の遂行体制を審査することになっている」と前置きしたうえで「日本郵政のかんぽ生命株式の保有割合を含め、競争関係に影響を及ぼし得るすべての事情を十分に考えないといけない」と理由を説明。認可には「しばらく、数年間はかかるだろう」との見通しを示した。

日本が環太平洋連携協定(TPP)交渉に参加するにあたり、日本で高いシェアを持つ米国の保険会社は、かんぽ生命の業務拡大に懸念を示しているが、担当相は「たまたま(交渉参加と)日が重なっただけ。(今回の判断が)TPPと直接関係するわけでない」と説明した。

さらに担当相は、ゆうちょ銀行の住宅ローンなど新規業務についても「基本的に同じ」との考えを示した。

ソース:ロイター

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