各社の2012年度末期の決算が纏め終わったので、最新のソルベンシーマージン比率について纏めます。
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ソルベンシーマージン比率(2012.12版)
http://hokenews.blogspot.jp/2013/04/201212.html
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■ソルベンシーマージン比率一覧表(2012年度3月期決算参照)
※赤字は2012年12月よりUP、青字はDOWN
1.メディケア生命:2477.6%(前回1位)
前回に引き続き1位を何とかキープ。
4/2に300億円の第三者割当増資を行ったため、次の決算の時では今期の数値を大幅に上回る数値になると予想されます。
2.ソニー生命:2281.8%(前回3位)
ライフネット生命を抜き2位となりました。
収益も財務も相変わらず優秀です。
新規契約も伸びています。
3.ライフネット生命:2266.0%(前回2位)
上場したため2012.3は上昇しましたが、継続下落しています。
また、前回まで黒だった純利益も今回赤に転落しています。
新規契約も昨年より減っているため、今後の加入件数増が大きな課題です。
4.東京海上日動あんしん生命:2195.2%(前回4位)
ソニー生命と同じく収益、財務共に安定しています。
ソルベンシーマージン比率もジグザグしながら上昇しています。
相変わらずメディカルKit Rが好調のようです。
5.アクサダイレクト生命:2141.0%(前回5位)
ネクスティア生命改め、アクサダイレクト生命です。
アクサ生命の強力なバックもあってか、ソルベンシーマージン比率は大幅に上昇しています。
ただ、基礎利益、経常利益が昨年よりも下がっています。
更には新規契約件数が大幅に下がっています。
名前を変更することで、契約件数に繋がるのか注目です。
6.NKSJひまわり生命:1555.3%(前回6位)
今季で赤字から黒字に回復しました。
新規契約数は若干減っていますが、契約料は増加傾向にあるのでまずまずのように思います。
※2011年10月1日に「損保ジャパンひまわり生命」と「日本興亜生」が合併したため、11.9以前は「日本興亜生命」のデータを使用しています。
7.かんぽ生命:1467.9%(前回7位)
収益面はほぼ前年と同じですが、来期の予測は経常利益が4500億円(△15%)、純利益が580億円(△36%)とマイナス予想が出ています。
総資産は減っていますが、純資産が利益剰余拡大のために増えています。
8.三井住友海上あいおい生命:1309.8%(前回8位)
あまり変動がありませんが、今回若干増加しています。
収益面は黒字化したとは言え、第3四半期の状況からするともう少し欲しかったところでしょうか。
9.富士生命:1253.5%(前回13位)
4月からAIGとくっついて、ソルベンシーマージン比率は大分改善しています。
また、基礎利益も第3四半期と比べて大幅に改善しています。
10.楽天生命:1076.6%(前回9位)
こちらも4月からアイリオ生命から名前が変わりました。
収益面は前期を上回っていますが、責任準備金が戻入されているのが少し気になります。
楽天の腕の見せ所を見せて頂きましょう。
11.メットライフアリコ:1032.9%(前回10位)
基礎利益、純利益ともに前年より下がっています。
ソルベンシーマージン比率は大幅に上昇し、1000%を突破しています。
12.明治安田生命:930.3%(前回10位)
株の評価額が増えたおかげでしょうか純資産が大幅に上昇しています。
ソルベンシーマージン比率も上昇しています。
ただ、新規契約が結構減少しているのが気になります。
13.住友生命:832.8%(前回14位)
ソルベンシーマージン比率も向上しています。
また、利益関連が好調です。
14.オリックス生命:802.8%(前回12位)
今期も赤字です。
基礎利益は去年より少し改善していますが、純損失額は去年より拡大しています。
15.プルデンシャル生命:748.9%(前回-)
収益面は昨年とほぼ同じ水準です。
新規契約は伸びていますね。
ただ、ソルベンシーマージン比率は第3四半期より下がっています。昨年と同じ傾向です。
16.第一生命:715.2%(前回18位)
基礎利益は若干増です。経常利益は前年に比べて減っていますが、純利益が増えています。
契約も新規契約が若干増えているので好調と言えるかと思います。
また、ソルベンシーマージン比率も株式等の評価額増に伴い、大幅に上昇しています。
17.日本生命:696.4%(前回17位)
収益面は去年より若干悪いものの、総資産やソルベンシーマージン比率は上昇しています。
また新規契約も伸ばしている模様。
18.アフラック:686.4%(前回15位)
基礎利益は下がっているものの純利益が大幅に上昇しています。
責任準備金も純資産も増えていることから総資産も結構増えていますね。
ソルベンシーマージン比率は右肩上がりです。
19.アクサ生命:674.1%(前回16位)
前回よりソルベンシーマージン比率自体は上がっていますが、他も上がったことで今回最下位になっています。
AIG富士生命が大幅に上昇していることと、大手生命保険会社が軒並み上昇しているのが注目点でしょうかね。
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