
ソニー生命保険株式会社は、平成26年5月2日より新商品「特殊養老保険」を発売します。法人の弔慰金・退職金準備や個人の財産形成などにお応えすることができます。
1.発売の背景
従来、法人の弔慰金・退職金ニードに対しては、保険金額が一定である「養老保険」が活用されてきました。しかし、法人における死亡退職金制度には、勤続年数とともにその金額が増額するものも多く、これまでの「養老保険」では、死亡保険金額と実際の退職金との間にかい離が生じるケースがありました。
そこで、これまで以上に法人の弔慰金・退職金ニードにおける制度設計に資する商品として、保険期間の後半から保険金額が逓増する「特殊養老保険」を発売します。
2.特殊養老保険の特長
●貯蓄と保障を同時にお届けします。
保険期間中に死亡・高度障害状態になられたときは死亡保険金または高度障害保険金を、無事に満期をむかえられたときは基本保険金額の2倍の満期保険金をお支払いします。万一のときの保障を確保しながら財産形成ができますので、老後生活資金づくりや企業の退職金準備などに適した保険です。
●保険期間の後半から保険金額が逓増します。
死亡・高度障害保険金は、保険期間のうち前半はご契約時に定めた基本保険金額のまま推移し、後半は保険金額が基本保険金額の2倍に達するまで毎年増加します。
●保険期間を延長することができます。
所定の要件を満たしていれば、保険期間を60 歳満期から65 歳満期へ、または65 歳満期から70 歳満期へ延長することができます。企業において定年退職の年齢を引き上げる場合などに活用することができます。
※保険期間を延長した場合、保険料払込期間も延長され、延長後の保険期間の後半から、死亡・高度障害保険金額が逓増します。
3.仕組図とご契約例
●被保険者 :30歳 男性
●基本保険金額 :500万円
●保険期間 :60歳満期
●保険料払込期間 :60歳まで
●個別扱年払保険料:289,055円
●満期保険金倍率 :2倍
■保険料は年齢・性別により異なります。

4.保険料例

ソニー生命が法人の弔慰金・退職金準備や個人の財産形成のための養老保険を出すと発表しました。
大きな特徴は「保険期間の後半から保険金額が逓増する」と言うことですが、戻入率を見る限り、個人の財産形成と言うよりは法人向けと言う側面が強いように思います。
例えば、上記の30歳で加入した場合の保険料総額と解約返戻金は以下のようになります。
【40歳時】
保険料総額:約289万円
解約返戻金:約277万円
返戻率 :95.8%
【50歳時】
保険料総額:約578万円
解約返戻金:約608万円
返戻率 :105.2%
【60歳時】
保険料総額:約867万円
解約返戻金:約1000万円
返戻率 :115.3%
30年間拘束されて115%は低いようにも。
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