SBIホールディングスの北尾吉孝社長は8日、SBI損保や買収準備中のピーシーエー生命をまとめて保険事業のグループとし、これを束ねる持ち株会社を設立する意向を明らかにした。
現在、英保険大手プルデンシャル傘下のピーシーエー生命保険の全株式を取得し子会社化。インターネットで生命保険商品を販売する「ネット生保」として再出発させるよう準備を進めている。低料金を武器にする。
今4-6月期決算を発表した北尾社長は、「証券・銀行・保険の三大コア事業の相乗効果を発揮させたい」と強調。グループ会社の住信SBIネット銀行やSBI証券と、保険グループとで、互いの顧客に金融商品を相互販売する。また、傘下のSBIマネープラザの店舗でも生保商品を取り扱い、ネットと店舗の双方を活用して業績の早期拡大を目指す。
SBIは2008年にフランスの保険大手アクサとSBIアクサ生命(現アクサダイレクト生命)を立ち上げてネット生保事業を開始したものの、商品構成や事業戦略で意見が相違し、10年に撤退していた。
ソース:産経ニュース
0 件のコメント:
コメントを投稿