2013年12月14日土曜日

基礎利益一覧(2013.9)

13年度第2四半期の基礎利益について纏めます。
総資産順に一覧表でまとめました。

■損益計算書と賃貸対照表関連
基礎利益13.9.png
 
資産が大きな会社ほど利益が高い傾向にありますが、その中でもメットライフアリコは大きな赤字を出しているのが目につきます。
また、総資産が1兆円以下だとほぼすべてが赤字傾向にあると言うのが見て取れます。
契約数が増えるとそれに伴い責任準備金を繰入しなければならないと言うことから赤字となる傾向ではありますが、アクサダイレクト生命など責任準備金繰入額が多くないのに赤字と言うのは心配です。

■契約関連
基礎利益13.9_.png

次に契約関連ですが、2013年半期で最も契約数、契約高が多かったのは日本生命だったようです。
ただし、総契約数が最も多いのはアフラックの2281万件で、単純計算で国民の1/6近くがアフラックの保険に入っていると言う計算になります。(1人が2つの保険に入っていると言うこともありますが)
ただし、契約高を見ると他の保険会社ほど高くはありません。
これは、アフラックは医療保険やがん保険など保険料が少ない保険が多く、保険料が高い生命保険の割合が低いと言えるかと思います。
実際、がん保険が多いようです。昔はがん保険と言えばアフラックでしたので、その時の契約数と言うことでしょう。
資産、保険契約数を見るとどうしても漢字系の日本の保険会社が多く、新規契約でもその傾向がありますが、未だに保険のおばちゃんから契約する人が多いと言うことなんでしょうね・・・



次は基礎利益だけに注目した前四半期比です。

■基礎利益(13.9決算)
基礎利益13.9__.png

12年度末と比較すると、ライフネット生命は半期の時点で赤字へ転落。
アクサダイレクト生命は半期の時点で昨年度末の赤字以上。
AIG富士生命は半期の時点で昨年度末の赤字の倍以上。
メットライフアリコは大幅赤字転落。
オリックス生命は半期の時点で昨年度末の赤字とほぼ同じ。
っと、赤字を拡大している会社が目立ちます。
アフラックやあいおい生命は昨年度比で好調ですが。

0 件のコメント:

コメントを投稿