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ソルベンシーマージン比率(2013.3版)
http://hokenews.blogspot.jp/2013/06/20133.html
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まず、各保険会社のソルベンシーマージン比率の前四半期比の表です。
■ソルベンシーマージン比率(13.6決算)
続いて、詳細を書きます。
■ソルベンシーマージン比率一覧表(2013年度第1四半期決算参照)
※赤字は2013年3月よりUP、青字はDOWN
1.メディケア生命:4547.2%(前回1位)

前回に引き続き1位です。
4/2に300億円の第三者割当増資を行ったため、大幅に増加しています。親会社が住友生命、三井生命と言うのは大きいですね。
2.ソニー生命:2255.3%(前回2位)

前回から若干数値は下がったものの、前回に引き続き、2位を維持しました。
収益も財務も相変わらず優秀です。
3.ライフネット生命:2091.9%(前回3位)

上場したため2012.3は上昇しましたが、継続下落しています。
赤字額も昨年比で大幅に増加しており、少し収益面で心配です。
新規契約も減っているため、今年度中にがん保険に参入する等考えられるかも知れません。
4.東京海上日動あんしん生命:2018.3%(前回4位)

ソニー生命と同じく収益、財務共に安定しています。
標準利率改定等に伴う責任準備金等繰入額の増加の影響もあり、ソルベンシーマージン比率は若干下がっています。
ただし、新規契約数は伸びており、相変わらずメディカルKit Rが好調のようです。
5.アクサダイレクト生命:1901.3%(前回5位)

元ネクスティア生命です。
「ウェブホ」と言うキャッチコピーでWeb保険を謳っていますが、新規契約が大幅に減少しています。
その影響もあり、収益面の赤字が拡大しています。
ネット生命の生き残りはこの1,2年が正念場となりそうです。
6.NKSJひまわり生命:1485.5%(前回6位)

新規契約が前年より減っています。
また、純資産も大幅に減っており、ソルベンシーマージン比率も減少しています。
※2011年10月1日に「損保ジャパンひまわり生命」と「日本興亜生」が合併したため、11.9以前は「日本興亜生命」のデータを使用しています。
7.かんぽ生命:1479.4%(前回7位)

資産も減少、収益も減少しています。
ただ、新規契約はほぼ昨年と同じようです。
ソルベンシーマージン比率は右肩上がりです。
8.三井住友海上あいおい生命:1201.6%(前回8位)

昨年より収益面が増収となっていますが、純資産が大分減っていることもあり、ソルベンシーマージン比率も下がっています。
9.AIG富士生命:1000.3%(前回9位)

4月からAIGとくっつくに伴い、3月末の時点ではソルベンシーマージン比率が大分改善していましたが、今回再度大幅に減少しています。
がん保険や低解約返戻金型終身保険が好調のようですが、それに伴い責任準備金を多く確保する必要があり、継続して赤字となっています。
10.楽天生命:917.1%(前回10位)

4月にアイリオ生命から楽天生命へ変わりました。
昨年比では新規契約は増えていますが、QonQでは新規契約が減っています。
かろうじて黒字は達成しましたが、第2四半期でどうなるか注目です。
11.メットライフアリコ:912.8%(前回11位)

昨年の赤字から黒字へ回復しています。
新規契約も昨年より伸びています。
ただ、有価証券評価差額金が大幅に減っており、純資産が大幅に減ったため、ソルベンシーマージン比率も減少しています。
12.明治安田生命:882.7%(前回12位)

利息及び配当金等収入の増加したこともあり、昨年同期に比べて純利益が大幅に増加しています。
金利上昇に伴い公社債の含み益が減少したこともあり、ソルベンシーマージン比率は減少しているようです。
13.住友生命:800.3%(前回13位)

新規契約も前年比で落ち込んでいます。ソルベンシーマージン比率も若干減少しています。
責任準備金を切り崩しているのが気になります。
14.プルデンシャル生命:728.2%(前回15位)

収益面が昨年比で大幅に減少しており、純資産も減少、新規契約も減少しています。
それに伴い、ソルベンシーマージン比率も下がっています。
15.日本生命:712.9%(前回17位)

今回軒並み下げている保険会社が多いですが、日本生命はソルベンシーマージン比率が伸びています。
16.アクサ生命:681.7%(前回19位)

新規契約が少し減っていますが、契約高は増えています。
収益も増加しており、ソルベンシーマージン比率も若干増加して安定性も増しています。
17.オリックス生命:670.3%(前回14位)

責任準備金が増えたこともあり、収益面が更に悪化しています。
また、利益剰余金のマイナス分が25億円ほど増えこともあり、純資産が激減しています。
それに伴い、ソルベンシーマージン比率も減少しています。
12年度第3四半期に増資しましたが、その時に回復したソルベンシーマージン比率もあと半年もすれば元の水準まで落ちてしまうかも知れません。
18.第一生命:663.9%(前回16位)

収益面は増加していますが、新規契約が減っています。
また、純利益も減っており、ソルベンシーマージン比率も減少しています。
19.アフラック:686.4%(前回18位)

純資産は大幅に減少しており、ソルベンシーマージン比率も大幅に下がっています。
また、新規契約件数も大幅に減少しているのが気になります。
先日、日本郵政との業務提携の話がありましたが、郵便局で保険を販売する事で今後伸びるか注目です。

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